これからの日本では、地方自治はどのように進んでいくのか気になるところで
す。リーダーズアイでも、地方自治の問題については分析を行ってほしい とこ
ろです。最近の話題ですが、全国知事会議が東京都内で開かています。この会議
に政府から出席した新藤総務大臣ですが、地方公務員の給与を国家 公務員並み
に削減するよう改めて協力を求めています。この背景には、国の厳しい財政事情
があるのかもしれません。しかしながら、出席した知事から は「地方分権の趣
旨に反する」などと反発する意見が相次いでいます。国の思惑通りには進まない
可能性が高まっています。日本では、国が集めた税金 を各自治体に再分配する
というシステムが長く続いています。国全体が一つの方向を向いていたときは、
このシステムがうまく機能していたと言えます が、今の時代にはそぐわない面
も増えているかもしれません。新しい時代にフィットする、新しい地方自治の考
え方が必要になっているといえそうで す。具体的には、税収や法制度の面で、
ある程度権限を国から地方に譲渡することが必要になってきますが、その議論が
どこまで進むのかは未知数と言 えそうですね。